東京駅に到着した東北新幹線から降ろされた2022年産の古古米「和の輝き」は駅構内に並べられ、事前に予約した人に5kg2160円で販売された。徐々に浸透しつつある備蓄米。きのう小泉農林水産大臣は2020年産の古古古古米放出を発表した。今回放出する2021年産10万トンについては大手と中小の小売り、米穀店を対象にきょう午前10時から申し込みを受け付ける。2020年産はその後、1700円前後で受け付け予定。備蓄米は保管が5年を過ぎると飼料用として売却されるため、古古古古米はもうすぐ飼料用になると見られていて、専門家は年数が経つほど劣化は避けられないと話す。新潟大学・三ツ井特任教授は「品質低下が起こる。冷蔵保存されているので問題ないと思っている」などと述べた。今回の放出の発表により、残りの備蓄米は10万トン。小泉大臣は「過去の事例を考えると東日本大震災で4万トン、熊本地震で90トン。こういったことがあるので十分対応できる水準だと思う」などと述べた。