農林水産省近畿農政局によると、和歌山県で去年収穫された梅は2万9700トンで、全国の収穫量の58%を占めて60年連続で日本一となった。しかし、前の年の収穫量6万1000トンと比べると半減していて、過去35年間で最も少なくなった。収穫量が大幅に減ったのは、暖冬のため花が不完全な状態で早く開花し、受粉がうまくいかなかったことが主な原因で、ひょうや大量発生したカメムシの被害も影響したという。和歌山県果樹園芸課は「次のシーズンに梅の収穫量が増えるかが重要になる。生産者に対し、土づくりやせんていといった管理の重要性を伝え、古い木の植え替えやスマート農機の導入などの支援を続けていきたい」としている。
住所: 和歌山県和歌山市小松原通1-1
URL: http://www.pref.wakayama.lg.jp/
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