タリバンが実権を握ってから3年となるアフガニスタンだが、UNHCRによると160万人以上の人が迫害をおそれ国外に逃れたという。ジャムシッド・ヌーリさんは宮崎大学に留学した縁から難民申請を行っていて子どもも避難している。一昨年3月に出国すると現在は和牛の輸出を目指す宮崎県の食肉加工会社で働いていて同僚とも打ち解けられる用意なってきている。安定した仕事を見つけなければ定住に必要なビザを取得できない状況だったが、大学側も雇用先捜しに協力し5つの言語を話せる能力が評価されて正社員となることができた。ヌーリさんの親は今も母国に残っていていつか両親も日本に呼び寄せたいと話したものの、平和な暮らしの中でも混乱が続く故郷を忘れることはないという。