大分県豊後大野地域では古くから農作業の合間の手作りおやつとして酒まんじゅうが親しまれていた。麹の発酵によって生まれるほのかな甘みと香り。鈴香さんのまんじゅうはもちっとするのが特徴。午前2時にパート従業員が来る前に一人、仕込みをし、酒まんじゅうの独特な風味に大切なのは種。鈴香さんは代々受け継がれてきたこの種を絶やさずに継ぎ足しながら作り続けている。この種を酵母液に入れることで発酵を促す。酵母液を生地に混ぜることが味の決めて。朝7時には集荷前の休憩時間になり、鈴香さんはパート従業員たちにご飯をふるまった。長年続けてきた加工所。昔の仲間は去り今では鈴香さん一人に。去年6月からは鈴香さんの長男の妻の梢さんが手伝っている。昼間は農業法人の代表として働くが近隣の高齢者から借りた農地で米や麦の栽培で加工品の生産を行っている。新入りの梢さんは気づいたことを何でも口にする。
11年前に亡くなった鈴香さんの夫の幸久さんは晩年に農業法人を立ち上げたが夢半ばとなった。梢さんは当初結納時、夫に農業はしなくていとは言われていたが農業をすることになっていたという。夫はそれでも妻は手を出す口を出すであの人らしいと答えた。週に5日は加工所にはいる梢さん。饅頭作りと農業に励む日々。自宅には4人の子どもたちが待っている。子供たちの朝食を作るのは夫。梢さんは仕事終わりに家のやることをしに戻ると答えた。
この日、鈴香さんと梢さんは地元味噌加工組合の商品詰め作業に参加。梢さんは鈴香さんに作業を伝承すべきと伝えたが、その作業をマニュアルのようにきっちり分量をはかって考えたりするべきだと考えているという。鈴香さんには姉がいて100歳になるという。また梢さんの発案でこの日、隣町のイベント出店に参加。その売れ行きに気づきの一日となった。
梢さんは鈴香さんの饅頭の味をレシピ化し、その味を鈴香さんに試してもらうことに。酵母液に小麦粉をいれ、鈴香さんと試行錯誤しながら酒まんじゅうを作り上げた。その味に鈴香さんも合格とした。
11年前に亡くなった鈴香さんの夫の幸久さんは晩年に農業法人を立ち上げたが夢半ばとなった。梢さんは当初結納時、夫に農業はしなくていとは言われていたが農業をすることになっていたという。夫はそれでも妻は手を出す口を出すであの人らしいと答えた。週に5日は加工所にはいる梢さん。饅頭作りと農業に励む日々。自宅には4人の子どもたちが待っている。子供たちの朝食を作るのは夫。梢さんは仕事終わりに家のやることをしに戻ると答えた。
この日、鈴香さんと梢さんは地元味噌加工組合の商品詰め作業に参加。梢さんは鈴香さんに作業を伝承すべきと伝えたが、その作業をマニュアルのようにきっちり分量をはかって考えたりするべきだと考えているという。鈴香さんには姉がいて100歳になるという。また梢さんの発案でこの日、隣町のイベント出店に参加。その売れ行きに気づきの一日となった。
梢さんは鈴香さんの饅頭の味をレシピ化し、その味を鈴香さんに試してもらうことに。酵母液に小麦粉をいれ、鈴香さんと試行錯誤しながら酒まんじゅうを作り上げた。その味に鈴香さんも合格とした。