「簡単な3つの質問」でアルツハイマー病を見分けることが可能だという。今月21日、慶応大・伊東大介特任教授らの研究グループが、疑いがある人に対し簡単な質問で見分けられる方法を開発したと発表。伊東特任教授によると、1・現在困っていること、2・3カ月以内で気になるニュース→「ない」と回答し、3・現在楽しみはあるか→具体的に回答した83%がアルツハイマー病の精密検査で陽性だったという。介護施設で認知症を患う女性に3つの質問をすると、1,2の質問には「ない」と回答。現在の楽しみについて聞いてみると、楽しみは「ない」と言いながらも「挨拶が楽しい」と具体的に回答した。こちらの施設では職員が利用者に30項目ほどを質問し認知症の判断を行っているが失礼な質問もあったりして聞きづらいこともあるという。今回発表された「3つの質問」について、普段何気なくしている会話の中から見分けることが出来るので聞きやすくなったという。