東海道新幹線の最終電車が走り去った深夜0時過ぎ、JR東海の社員たちは列車の進路を決める分岐器のメンテナンスに取り掛かった。東京・新大阪間に分岐器は約140あるが、半年に1度、隅々まで検査しているという。分岐器は複雑な構造のため、解体し、洗浄液を塗って鉄くずなどの汚れを落としていった。作業開始から2時間、線路を元の位置に固定。7人の作業員が横一列に並び、使った道具などが落ちていないかチェックしていった。すべての作業を終えた頃、午前4時過ぎだった。
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