大手買取チェーンにやってきたのは大学院生。使わなくなった財布を売りにきたという。査定をしてみると基準外。ニセモノと知らずに売りに来る人が増えているとのこと。基準外品で買い取らなかった件数が2607件と過去最多。いつどこでなど何気ない会話から情報を探っていく。ニセモノに関する最新情報が会社の本部から送られてきた。ニセモノの製造の手助けになってしまうため、詳しくは伝えられない。資料には買い取ってはいけない品物の特徴などが書かれている。情報共有でニセモノ買い取り防止している。この会社には厳重に監視された秘密の施設がある。全国で買い取った全てをここに集め、改めて検品と鑑定を行っている。ニセモノを買い取っていないかベテラン鑑定士による最終チェックが行われている。最後の砦となっている。ベテラン鑑定士の伊藤さんでも最近のニセモノはよくできているとしている。以前はルーペだけだったが、マイクロスコープも使用。生地などを数百倍に拡大してチェックしていく。ニセモノを売ることは商標法などに違反するため、一旦買い取ってしまうと販売ができず、すべて損失になる。