都内の介護施設。指示を受けた工藤さんはこの日午前中の2時間のみ働く「スポットワーカー」。正規の施設職員といっしょに利用者の着替えの手伝いや洗濯物のチェックなどを手伝う。最近介護業界で広がっている「スポットワーカー」の利用。この施設では正規採用の募集では人が集まらず、介護分野の資格を持つスポットワーカーを即戦力として雇用している。ワーカーが施設を気に入れば正規職員としての採用にもつなげている。介護業界ではいま人手不足が深刻化。人手不足などが原因で去年介護事業の倒産は過去最多の172件に。高齢化が進むなか2040年度までにさらに確保すべき介護人材はあと約57万人と言われている。人手不足解決のための手段は他にもある。ある施設で使っているのは20人の利用者の睡眠状況などが一目でわかる仕組み。利用者のベッドの下にあるセンサーによって睡眠状況のほか心拍数や呼吸数がわかる。テクノロジーの駆使で一人あたりの仕事負担を減らす工夫がされていた。さらに職員が持つスマホの通知を開くと利用者の部屋の状態が見られる。部屋にあるセンサーが利用者の転倒などの異常に反応し、職員は手元のスマホですぐに様子を確認することができる。高市総理は介護施設への緊急支援を表明しているが、人手不足の解決には働き手の賃上げなど抜本的なテコ入れも求められている。
住所: 東京都大田区東糀谷6-4-17
URL: https://www.zenkoukai.jp/japanese/
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