衆議院議員選挙について。投票率を見ると、前回衆院選が全体で55.9%のうち20代の投票率が36.5%と世代別で最も低い。なぜ投票所になかなか足が向かないのか街で聞いてみたところ「自分の投票で変わる感じがしない」「そもそも興味を持たない」といった声が聞かれた。AIエンジニア・安野貴博は「投票は行った方が良いし意味もあると思うが、気持ちはわかる」とコメント。台湾では若い世代が政治に関わる方法として政策提言サイトというものがある。例えば幼稚園での虐待を防止する制度の見直しなど誰でも提案でき、いわゆる「いいね」の数が5000人以上マークされるとそれだけで政府が検討をする。そしてその回答をしっかり公開し、議題にあげることを約束している。例えば2019年タピオカのストローの脱プラスチック化。16歳の少女が提案して台湾政府を実際に動かしていった。このサイトを作ったのがデジタル担当大臣として有名なオードリー・タンさん。若い人ならではのアイデアだということで、4年前にオードリー・タンさんにインタビューしたときに衝撃的だったのが、政府の方が若い人たちに自ら向かっていって声を積極的に聞きに行く。それを貴重な行動だと思い、パフォーマンスじゃなくてそれをあえてやっている。そうすると被選挙権を持つ前の子供たちが自分たちがつながれるんだという気持ちになって育てていけるという。トラウデン直美は「取り組みとして面白い」、AIエンジニア・安野貴博は「こうした取り組みは日本でもできると思う」とコメント。