政治資金規正法の改正を巡り国会では与野党の修正協議が行われ、自民党が3年後の見直しなどを盛り込んだ独自の修正案を提示した。自民党が一部譲歩した修正案は野党側と溝がまだ大きいものの、自民党は公明党の賛成を取り付け一気に週内の衆議院通過に踏み切りたい考え。与野党の協議では自民党が法律を3年後に見直す規定を盛り込んだ修正案を示した。公明党と隔たりのあった政党から議員に支給される政策活動費の公開についても、大まかな項目にとどめつつ月ごとの公開へと一歩踏み込んだ。さらに野党側への配慮もにじませ、国民民主党が求めていた議員が法律に違反した場合の政党交付金の減額なども盛り込んだ。ただ、野党が一致して求めた企業団体献金の禁止や政策活動費の全面公開などについては自民党が難しいと回答し、野党側は反発している。協議はいったん休憩となり午後、再開する見通しだが、週内に修正案の衆院通過を目指す自民党側に対し野党側は抵抗していて、採決を巡っての攻防が続く。
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