岸田総理が総裁選挙に出馬しないと表明したことで、ポスト岸田選びに向けた動きが一気に進んでいく可能性もある。国会記者会館から官邸キャップの川西全記者がリポート。ポスト岸田候補の1人、石破元幹事長は訪問先の台湾で「自分を総裁選に推してやろうという方々が20人おられれば是非とも総裁選挙に出馬したい」と明言した。また自民党関係者によると、河野デジタル大臣も今週に入り総裁選に向けた政策集を作ろうと動き始めたという。そして総裁選への意欲を示す自民党の茂木幹事長は、まもなく麻生副総裁と会談する。この会談自体は以前から決まっていたということだが、両者の対応が注目される。岸田総理周辺は「腹を切るからには自民党に改革実行を迫る攻めの退陣だ」と語っているが、そう思われるためには、ポスト岸田候補がどこまで改革色を出せるかがポイントとなる。
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