告示まで2日となった自民党総裁選でけさ、加藤勝信元官房長官が8人目となる立候補会見を行った。加藤氏は最優先課題として国民の所得倍増を打ち出し「自身の武器である経験に基づいて確実に実現する」と訴えた。加藤氏がキーワードに上げたのは「ニッポン総活躍プラン」、目標に所得倍増を掲げて国内投資の促進や少子化対策に力を入れると強調した。給食費、子ども医療費、出産費の負担をなくす3つのゼロを打ち出す。政治とカネの問題を巡っては「国庫返納を検討すべき」とした。加藤元官房長官の強みは官房長官や厚生労働大臣など重要閣僚を務めた経験からくる安定感、陣営幹部も「経験があるのでしっかり中身のある話ができる」としている。弱みは「知名度の低さ」があがり加藤氏は家族と一緒にSNS配信に力をいれるなど知名度アップに取り組んでいる。推薦人20人の確保に苦労するなど議員支持も広がらない。出馬会見が後発組となり遅れをとる中、知名度と議員支持をどこまで拡大できるかが課題ということ。
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