政治部官邸キャップ・千々岩森生が解説。自民党で行われた両院議員懇談会は予定の2時間を大幅に超え長時間に及んだ。石破総理の発言で気になった点の一つは、世論と自民党の考えが一致する必要があるとの見方。「今辞めなくていい」という世論の声が多いと石破総理は自信を見せ「自民党内の声とは違う」と言っている。2つ目は、自身の責任については「適切に判断する」と3回も繰り返した点。「続投」と言い続けていた所からトーンダウンしたようにみえる。懇談会では石破総理を支持する側も連携したようだが擁護論は少数。”石破降ろし”の党内政局がここまでヒートアップするのは初。石破総理が8月中に改めて進退を判断するかが注目される。新総裁誕生の前提だが、今後安定した政権運営を臨むはずなので、公明党に加え新たな連立相手の模索に入るとみられる。現状では維新、国民民主などが候補になりそう。
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