1ドル157円台まで再び円安が進む中、長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りが一時1.005%をつけ、12年ぶりの高い水準となった。背景にあるのは日銀が金融政策の正常化を早めるのではないかとの観測。歴史的な円安が続く中、来月に会合を控える日銀が円安に対応するため追加の利上げや国債の買い入れ減額を行うのではという見方が広がり、国債を売る動きが強まっている。長期金利の上昇は住宅ローンの固定金利などに連動して家計に影響するほか、企業が資金を借り入れる際の負担にもつながる。
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