吉川さんは「3~5年の日本経済の先行きを考えると、スタートアップの知的財産活用は重要となります。米国経済の強さの背景には、GDP統計の企業投資の中で知財投資の伸びが日本やヨーロッパに比べて高いことがあり、サービス業を中心に生産性を充実させていることが、米国経済の強さです。中小企業、スタートアップ企業、大企業が持っている知的財産に投資できるようにすることで生産性も上がり知的財産への投資が促進されます。3~5年かけて、サービス部門を強くして経済の成長力を高めるには重要です」などと話した。山本さんは「中国の高級EVは日本で売れるのかですが、価格競争力が高い商業車などで普及してくると売れる可能性があるとしていました。輸入EVが入ってくると、日本の貿易収支が悪化する可能性がある。日本の貿易収支は車の部品の輸出で黒字で稼ぎ鉱物性燃料が赤字です。輸入EVが増えていくと全体の赤字が増えるかもしれません」などと話した。