三菱アセット・ブレインズの齋藤恒彦さんは「短期と長期の運用の特徴を比較すると、短期の運用では要人発言、短期的な経済指標の発表などを他の人よりも早く入手し早くアクションを起こす、そういった情報のスピードが収益の源泉になります。一方で、長期運用は10年20年といった長期的な経済見通しが収益の源泉になります。長期運用における分散は時間+資産。時間の分散の代表的なものが積立で、資産の分散についてはオルカンが人気ですが、先進国に偏っている特徴があります。オルカンに中国とかインドといった新興国株式ファンドを組み合わせることも考えられ、『アメリカ株式』のファンド同士の組み合わせもあります。最近日米の株式相場は不安定な動きになってきましたが、相場が下がった時にこそ時間の分散、それから資産の分散を継続していくということが成功の秘訣になると思います」などと話した。「みんなの今どき資産形成術」は、今回の放送をもってコーナー終了となる。