宅配便が取り扱う荷物は年間約50億個となっており、物流業界ではドライバー不足・輸送量減少が懸念される「2024年問題」への対応が急務となっている。政府が決定した緊急対策の1つがネット通販で置き配を選んだ利用者にポイントが還元されるという制度。こうした対策で政府は再配達率を今年度中に半減させたい考え。八王子市では置き配用のバッグを1万世帯に無料配布すると決定した。去年この置き配バッグで実証実験を行った長野・諏訪市では再配達率が84.6%削減されたという。政府の緊急対策では置き配の他にも「コンビニ受け取り」「ゆとりを持った配送日時」などにもポイントが付与される。