日本で1年間に運ばれる貨物は43.8億t。うち9割はトラックで運ばれるが、いわゆる「2024年問題」で危機。働き方改革の一環で、ドライバーの時間外労働の上限が960時間以上に制限され、特に人手不足が懸念される。政府は鉄道や船舶での輸送量の倍増を目指す他、置き配にポイントを付与することなどを決定。ドライバーに大きな問題なのは「荷待ち」で、送り主や施設の都合でドライバーが待機している時間のこと。ドライバーの平均拘束時間12時間26分のうち、1時間半以上が荷待ちとされる。運送会社は荷主に対して、荷待ちなどの料金を請求できていないため、8割以上が適正な運賃を受けられていない状況。荷物と空車トラックのマッチングサービスを提供するトラボックス社。サービスの利用により、ある支店では空車数が半減。