人手不足のトラックドライバーへの対応について。国土交通省は、トラックドライバーと荷主や元請け業者の間の適正な取り引きにつなげるため、去年7月に設けた新たな監視チームについて、今月から体制を強化する。業者への調査を行う人員をこれまでのおよそ160人から360人に増やし、各地の運輸局の職員のほかトラック協会からの協力も得るという。荷待ちと荷役にかかる時間の短縮が課題となっていて、取り引き業者が弱い立場のドライバーに対し、荷物の仕分けといった契約にない業務などを不当に要求していないか監視する。その上で国土交通省は、悪質な取り引き業者に対しては、必要に応じて社名の公表や是正勧告などを行う方針。