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- 渕岡友美 首藤奈知子 三條雅幸 佐藤公俊 神子田章博 大谷舞風 道上美璃
米国大統領選挙で敗北した民主党・ハリス副大統領の演説を紹介。「私の心は満たされている」「バイデン大統領に対する謝意」「支えてくれた人たちに感謝」「戦い方を誇らしく感じている」などと述べた。
米国大統領選挙で敗北した民主党・ハリス副大統領が演説。スタジオで国際部・石井デスクが解説。ハリス氏は敗戦を認めた上で「自分たちは諦めなければ、あるいは挑戦し続ければ未来は輝いている」と述べた。また、「私たちには私たちを分け隔てるもの、違いよりも多く共通点がある」との発言は、国民に融和を呼びかけたものと思われる。そして「この結果は受け入れなければならない。トランプ氏に電話をし、政権移行にも協力していくと伝えた」と述べていた。トランプ氏の勝因について。選挙戦の特に終盤に入ってから、トランプ氏は「生活は以前よりもよくなったと思うか」と有権者によく訴えてた。これが効いたと思われる。そして選挙戦を通じてトランプ氏が訴えたことは「物価高」「不法移民の増加、それによる治安の悪化」「ウクライナ、ガザ、外での戦争」。いずれもバイデン・ハリス政権が招いたものだと繰り返し主張し、「現政権のこの失敗を続けるのか」と訴えた。トランプ氏の発言や個人攻撃と受け止められるような言動を懸念する声もあるが、有権者への取材で「トランプ氏の人格を支持しているわけではない。ただ、政策や訴えは、2人を比べたときにより良い方だと思うのでトランプ氏を支持する」との声もあり、“現状を変えてほしい”という人たちの思いが、トランプ氏を勝利に導いたと思われる。ハリス氏の敗因について。“未来を訴える”と言いながら具体策がはっきりせず、また、現政権の副大統領としてダイレクトに批判を受けたことも敗因として大きかったと思われる。そして、トランプ氏を否定するような訴えが、今の米国で深まっている分断や政治的な対立をかえって深めているのではないかと受け止める有権者もいて、そうした点も影響した可能性はある。今後の手続きについて。ハリス氏が敗北を認めたため、このあとは選挙人による投票が行われ、来年の1月6日には手続きを経て正式に結果が確定し、1月20日の正午には新しい大統領が誕生することになる。
米国大統領選挙で、共和党のトランプ前大統領の当選が確実になったことに関連するニュース。マーケット画面を紹介。ニューヨーク市場ダウ平均株価は、トランプ氏が掲げる減税策が企業の業績を押し上げるという期待から、前日に比べて1508ドルの値上がり、大幅な上昇となった。そして円相場は1ドル154円62銭〜63銭と、きのうのこの時間に比べて大幅に円安が進んでいる。トランプ氏が勝利するとなぜ円安になるのか。トランプ氏が掲げる経済政策の影響、具体的には個人向けの所得税などの減税策の期限を撤廃し、法人税を引き下げる。いずれも財政を悪化させる方向に働き、長期金利の指標となる米国国債の金利が上昇するとみられている。さらに、海外からの輸入品への関税大幅引き上げで、輸入物価の上昇を受けて、インフレがぶり返すおそれがある。インフレになると、中央銀行にあたるFRBが金融政策を引き締め気味にする、引き上げるという見方がある。この2つの要因から米国の金利が上昇するという見方が強まっている。そして、米国の金利が上がると日本との金利差が広がり、投資家としては円を売って、より利回りの高いドルを買う動きが強まるのではないかということで円安の動きが強まっている。
米国大統領選挙で、共和党のトランプ前大統領の当選が確実になったことに関連するニュース。経済界の声を紹介。日本商工会議所の小林会頭「過度な保護主義に陥ることなく、世界経済とルールに基づく自由貿易体制を支える超大国のリーダーとして、調和の取れた政策運営を期待したい」。このメッセージの背景について。トランプ氏は、日本を含めて10%〜20%の関税をかけると述べている。米国国内の労働者を輸入品から守るためだが、これにより日本から米国への輸出が影響を受けることになる。さらにトランプ氏は、メキシコから入ってくる車には100%関税をかけると発言している。日本車メーカーの中には、米国とメキシコの間の関税がゼロになるという協定を念頭に、メキシコに生産拠点を持つ所が多いため今後、拠点機能や投資計画を練り直す必要が出てくる可能性もある。トランプ氏が打ち出す保護主義的な政策については、伊藤忠商事の石井敬太社長もきのうの記者会見で懸念を示したほか、米国の大手鉄鋼メーカーの買収計画が宙に浮いている日本製鉄もトランプ氏の動向を注視している。
繊維、流通、サービス業など、およそ2200の組合で作る産業別労働組合で、組合員190万人余りと連合の傘下で最も多いUAゼンセン。来年の春闘での賃上げの方針を明らかにした。パートなどの非正規雇用で働く人は「7%を目安」、組合全体でも定期昇給分を合わせて「6%を基準」とするという内容で、連合の要求方針を上回る高い水準となっている。
人手不足のトラックドライバーへの対応について。国土交通省は、トラックドライバーと荷主や元請け業者の間の適正な取り引きにつなげるため、去年7月に設けた新たな監視チームについて、今月から体制を強化する。業者への調査を行う人員をこれまでのおよそ160人から360人に増やし、各地の運輸局の職員のほかトラック協会からの協力も得るという。荷待ちと荷役にかかる時間の短縮が課題となっていて、取り引き業者が弱い立場のドライバーに対し、荷物の仕分けといった契約にない業務などを不当に要求していないか監視する。その上で国土交通省は、悪質な取り引き業者に対しては、必要に応じて社名の公表や是正勧告などを行う方針。
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大手商社の今年度の中間決算が出そろい、ことし9月までの半年間の決算の最終的な利益は、大手5社のうち三井物産、住友商事、丸紅の3社が減益となった。大手商社は、鉄鉱石や石炭などの調達や販売を行っているが、中国の景気悪化に伴い鉄鋼向けの需要が減少したことなどが要因だという。
米国の中央銀行にあたるFRBが高い金利を続けてきている中で、インドネシア、タイ、マレーシアでは何れも日本と同様に通貨が下落し、賃金の動向や物価に影響したり通貨を防衛するために金利を引き上げたりと、経済活動にさまざまな影響が出ている。現地からのリポート。インドネシアのソウルフード“揚げ豆腐”の原料となる大豆は、主に米国から輸入している。ことし9月の米国の利下げを背景に通貨安の状況が落ち着き、大豆の輸入価格はこの1〜2か月で1割ほど低下。変化の兆しが見られている。一方、すぐには状況が変わらない国もある。米国の高い金利水準に対応するため、自国でも利上げを行ってきたタイでは、自動車ローンの金利も高止まり。車を所有する人の負担が増加。ローンを支払えずに、差し押さえられるケースも増えている。中古車のオークションを手がける会社では、持ち込まれる車の台数が依然として高い水準で推移。農家や商店などで利用されるトラックも多く、会社ではこうした状況はすぐには変わらないと見ている。
一方、マレーシアでは、国外に流出した働き手がなかなか戻らない状況も続いている。通勤ラッシュの時間帯には、シンガポールの職場に向かう人たちで道が混雑している。米国との金利差でマレーシアの通貨は大幅に値下がりし、隣国シンガポールとの賃金の差が拡大することにもつながった。今も高い賃金を求めて働きに出る人が数多く見られる。現地の病院では、看護師の不足が深刻化。コロンビアアジアデブラウ病院では、ことしは9月末までに看護師など70人余りが退職し、シンガポールの病院に転職した。シンガポールとの賃金差は、一時は3倍近くまで拡大。今も退職した看護師は戻らず、現地での採用は難しい状況が続いている。
ワールドシリーズ第2戦でドジャース・大谷翔平選手は盗塁をしようとした際に手をつき、左肩を痛めた。このけがについてチームは当初関節が部分的に外れる「亜脱臼」と説明していたが、球団は5日「大谷選手の左肩は脱臼していて、ロサンゼルスの病院で、内視鏡による手術を受けた」と発表した。手術はこれまで2回大谷選手の右ひじの手術を担当した医師が執刀し、成功したという。リハビリに必要な期間などは明らかにされていないが、チームは「来年2月からのキャンプには、大谷が参加できる見込みだ」としている。
大リーグ各球団のゼネラルマネージャーが集まり、リーグ運営の改善点などを話し合うGMミーティング。プロ野球からの大リーグ入りを目指す巨人・菅野智之投手や、ロッテ・佐々木朗希投手など、注目選手の去就も話題となっている。
アスリートへのひぼう中傷が問題となる中、メンタルヘルスについてスポーツ選手とともに考えるシンポジウムが開かれ、ひぼう中傷やプレッシャーへの向き合い方などについて、実体験が語られた。都内で開かれたシンポジウム「こころとことば展」には、およそ150人が集まった。元トップ選手などによるトークセッションが行われ、競泳の元日本代表の萩原智子さんは、シドニーオリンピックで4位となったあとの体験について「“国の税金使って行っているのにメダルの1つや2つ持って帰ってこれなくてどうするんだ”と指さされた。応援してくれている人のほうが多かったが、やっぱり傷つくことばは(心に)残る」と述べた。ラグビーの元日本代表の廣瀬俊朗さんは、自身の対処法とともに選手への配慮を訴えた。「全部を受け取らないでいいかなと思っていたので、相手の人をコントロールしようと思うのではなく、それに対して自分がどう受け取るかしかコントロールできない。強いとか強じんに思われているアスリートでさえ悩みがあって“みんな一緒だよ”と、その中で頑張っていると伝わればいい」と述べた。
為替と株の値動きを伝えた。
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