埼玉県の道路陥没事故を受け全国で行われた下水道管の緊急点検の結果、埼玉県で新たに3か所で腐食などが確認されたことが分かった。埼玉・八潮市の陥没事故では、下水管腐食し破損したことが原因とみられる。国土交通省が緊急点検を要請したのは、現場と同様の大型下水道管がある東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・兵庫・奈良。緊急点検の結果、東京・大阪など6都府県では異常なし、埼玉県で新たに3か所の異常確認。埼玉県で見つかった異常個所は、1か所は管路の破損、2か所はマンホール内で腐食確認。下水道管の空洞は確認されなかった。補修の緊急性が高い空洞が確認されたのは、埼玉県・奈良県で2か所ずつ、東京都。神奈川県で1か所ずつ。国土交通省は、対策検討委員会を設置し、点検の方法や頻度などを議論するとしている。