きのう鹿児島・薩摩川内市に上陸し各地に大きな被害をもたらした台風10号。薩摩川内市では倒木により2つの集落22世帯が孤立。集落は停電中。消防隊員が食料や飲料水などを届けていた。きょう夕方までに倒木の撤去作業が行われ、集落の孤立は解消された。きのう線状降水帯が発生し緊急安全確保が出された大分・国東市では川の護岸が崩落し通行止めとなっていた。大分・由布市では大分自動車道・由布岳PA付近で土砂崩れが発生。ネクスコ西日本によるときのう午前8時ごろ、巡回中のネクスコ交通管理隊が斜面崩落による土砂の流入を確認。車が巻き込まれるなどの被害はなかったが、県内の高速道路は現在も通行止め。由布市湯布院町では山から砂や石などが大量に流れ込み重機による撤去作業が行われた。宮崎県内では竜巻とみられる突風で被害が出た。電柱は直角に折れ、住宅では屋根瓦が吹き飛んだり屋根ごとなくなった家もあった。日向市では川の護岸が道路ごと崩落。福岡・うきは市ではコンクリートののり面が大きく崩れ、大牟田市では住宅の石垣が崩落した。