国会周辺で行われた尹錫悦大統領の弾劾を求める大規模デモには、およそ15万人が集結。非常戒厳宣言に伴う混乱を受けて、野党が発議した尹大統領に対する弾劾訴追案。その採決を前に、与党議員らが取った行動は一斉退席。議長らが参加を促したが、採決は成立せず、弾劾訴追案は廃案。尹大統領は職務を継続することになった。この結果に、最大野党「共に民主党」は、弾劾訴追案が通るまで、毎週発議を繰り返す方針。与党「国民の力」・韓東勲代表は、きのう「尹大統領は外交を含め国政に参加しない」と宣言し、与党と政府が大統領の早期退陣に向けて協力していくと表明。さらに、検察特別捜査本部が、尹大統領の内乱などの疑いで捜査を始めていることも明らかになった。