- 出演者
- 三谷幸喜 安住紳一郎 中川絵美里 山崎晴太郎 豊田祐基子
オープニング映像。
アメリカ、イリノイ州に住んでいるプードルのパピーくん(3歳・オス)が後ろ足だけで器用に階段を登ったり横断歩道を渡る動画がSNSに投稿され今週話題となっている。飼い主は犬の訓練士で、練習をさせてみたらとても上手にできたのだという。
火曜日に長嶋茂雄さんが亡くなったことを受け、きょう東京ドームの22番ゲート前広場に記帳所が設けられ、多くのファンが自分の名前に哀悼の思いをしたためた。22日まで東京ドームでの公式戦開催日に合わせて設置されるという。
火曜日「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さんが亡くなった。「やきゅう」とも読める89歳だった。1958年、立教大学から巨人に入団。王貞治さんとの「ONコンビ」で敗戦の色が残る日本にプロ野球ブームをもたらした。「野球は静のスポーツだから、自分のアクションや表現力を意図的に発揮したい」と言う考えから、三振しても喜んでもらえるよう大きめのヘルメットを着用。豪快にバットを振ってみせた。また守備もみてほしいという思いから、ショートの守備範囲のゴロも取りに行った。投げた後の右手を伸ばす動きは歌舞伎の見得をヒントにした。38歳で現役を引退した長嶋さんは巨人の監督に就任しても人気が衰えなかった。ジャンパーを脱ぎ背番号3を見せただけで大歓声が湧いた。地獄のノックは長嶋ショーでもあった。選手と一緒に走り、スライディングも実演してみせた。自転車に乗ると報道陣を置き去りに走り去ってみせた。
長嶋茂雄の人生は逆境からのスタートだった。プロ1年目、最初の試合は国鉄の金田正一の前に4打席4三振。それでもl17年の現役生活で首位打者6回、ホームラン王2回、打点王5回、MVP5回を獲得。1959年、初の天覧試合ではサヨナラホームランを放った。一方監督としても1年目は巨人史上初の最下位に沈んだが、15年の監督生活でリーグ優勝5回、日本一に2回輝いている。松井秀喜を育成するために「1000日計画」と銘打ち、素振りの猛特訓が繰り返された。唯一の心残りはオリンピックの代表監督だった。2004年のアテネ五輪出場のため、前年に監督就任。予選では3連勝で出場を決めたものの、開幕3か月前に脳梗塞に倒れ、監督続行を断念した。「寝たきりも覚悟して欲しい」と主治医に言われたが、その後は壮絶なリハビリを経て翌年から東京ドームで試合観戦できるまでに回復した。監督して五輪出場する夢は叶わなかったが、2021年の東京オリンピックでは聖火ランナーとして王さん、松井さんとともに参加した。2001年、記者から「長嶋茂雄にとって野球とは?」と言う質問をされた際は「人生そのもの」と答えた長嶋さん。現役引退の際は「巨人軍は永久に不滅」と言う名言を残した。長嶋茂雄は巨人の星となり、輝き続けている。
日本維新の会の松野明美議員は小泉農水相に対し「今年の流行語大賞は備蓄米になるのではないか」とコメントした。木曜、その備蓄米のうち2021年産のいわゆる「古古古米」がコンビニで販売開始。ローソンは1キロ389円(税込)、2キロは756円(税込)、ファミリーマートは1キロ388円(税込)で販売。店舗で実際に販売している様子を視察した小泉大臣が次に手を付けようとしているのは何なのか。
小泉農水大臣はコメの価格高騰の原因について、木曜の衆院農水委員会の中で「流通システム」があると指摘した。ドン・キホーテの運営会社が小泉大臣に提出した資料によると、集荷業者と小売店の間にある卸業者は最大5つの問屋が介在しており、卸業者感でのコメの売買が盛んになったことで価格が高騰したのではないかと分析している。小泉大臣はこの流通の可視化に加え、備蓄米が底をついた際は外国産米の緊急輸入を行う選択肢をもつことを明らかにした。
これまで蜜月関係にあったアメリカのトランプ大統領と実業家のイーロン・マスク氏が罵り合いを展開している。きっかけはマスク氏がトランプ政権が提出した減税法案を「バラマキ」と批判したことだった。これに対しトランプ氏は「非常に失望した」と述べた。早稲田大学の中林美恵子教授は、減税法案の中に、マスク氏が経営するテスラ社の主力商品である電気自動車への補助金の削減が含まれていることを挙げ「自分が献金して政権の誕生に寄与していたのに、何一つ便宜が図られていない」とマスク氏の考えを推測した。マスク氏はその後もSNSで「恩知らず」などとトランプ氏を非難している。この罵倒合戦でテスラ社の株は14%下落した。一方で中林教授は「マスク氏はトランプ氏の内幕を既に知っているというふうに想像できるので、暴露本を出したら相当なダメージになるだろう」と指摘した。トランプ氏の側近は仲裁に乗り出しているが、話し合いの目処さえ立っていない。
小泉農水大臣が「大手卸売業者の中に対前年比500%の営業利益を得た会社がある」と発言したことをうけ、番組が調査した所、大手卸売上場会社のうち2社で営業利益が4.9倍、3.7倍という企業があった。ただ、ある卸会社の担当者は「これまでの利益率は1~2%で、5倍になっても暴利と言われる数字ではない(産経新聞)」と反発している。ロイター通信・豊田祐基子によると、日本のコメ問題は海外でも注目されているニュースであるという。「参院選前の対症療法に終わらせず、長期的な供給安定化につながるのか注目していきたい」とコメントした。山崎晴太郎は「希少なものに対して耳目を集めて選挙につなげるということもあるので、僕らはこういうのを引いてみないといけない」とコメントした。
水曜、韓国の新大統領に就任したイジェミョン氏。かつては反日発言を繰り返していた。しかし、今回の選挙中は一転。なぜ発言を変えたのか。反日一辺倒では支持されない!?韓国の今とは。今年で日韓国交正常化60周年。慰安婦や竹島の問題が度々叫ばれていた。韓国を取材すると若者の間では不思議な減少が起きていた。ハンボノとは韓国語と日本語を混ぜた言葉。若者のあちこちに日本の看板がみられた。2023年にオープンしたジャパニーズバー。韓国で日本の大衆文化が解禁になったのは30年前。日本の映画、音楽、アニメなどが段階的に開放され韓国の若者文化として浸透した。日本人歌手が韓国の歌番組に出演するまでになった。日本発祥のメイド喫茶もある。日本に好意を持っている韓国人の割合(出典:韓国リサーチによる)は18.1%から41.7%と大幅に上昇。韓国エンターテインメントの世界的躍進が関係している。龍谷大学の李相哲教授は「BTSとかパラサイトとかの映画が日本のみならず世界を席巻していて韓国人はそれを誇りに持っている。日本と平等に渡り合えるということが裏にある。韓国のGDPレベルが日本とほぼ同じレベルまで来ている」とコメント。韓国の1人あたりの各目GDP(出典:IMF)。SNSで反日にNOを突きつける若者さえ出てきている。
SNSで反日にNOを唱えているデボさん。もとから親日ではない。デボさんは「日本人軍人が国民を殺している場面とか、反日教育ドラマや映画で刺激的にみせる。習い勉強し心に残って終わり」だと話す。日本人と接する機会がありイメージが変わったという。SNSで情報収取すると知らなかった日本の姿があった。2018年頃、反日に疑問を呈する動画をアップしたところ思わぬ事態となった。日本に好意を持っている韓国人の割合(出典:韓国リサーチ)は40代が低い。反日に嫌気が差し日本国籍を取得したウォークさん。ウォークさんは「反日教育をあまりにもやりすぎていた」とコメント。当時、ムンジェン政権ではノージャパン運動など様々な反日運動が起きていた。日本の文化に触れSNSで声を上げる若者たち。その存在がイジェミョン大統領の言葉に変化をもたらしたのではと専門家は指摘する。龍谷大学の李相哲教授は「若い世代は反日は必要もなければ自分の利益にもならない。エネルギーを費やす価値もないと思っているのではないか。イジェミョン氏は無党派や中間層を取り込む必要があると思い、偏った政治家ではないというアピールなのでは」とコメント。
約30年前、1998年まで韓国では反日教育がかなりしっかりされていた為、日本の大衆文化を韓国国内で広めるということが禁止されていた。1998年10月に映画と漫画が公開されるが4大国際映画祭で賞を取ったものだけだった。時間とともに様々なものが解禁されていった。三谷さんは「舞台などけっこうお客さんが入っている」とコメント。山崎さんは「やはりエンタメはつよい」とコメント。今回、注目されている大統領選挙。革新派「共に民主党」のイジェミョン候補が大統領になった。地理的にみると西側と東側で支持する政党がわかれているのがうかがえる。ロイター通信の豊田祐基子さんは「パクチョンヒ大統領の時代から地域的な対立が激しくなったと言われている」とコメント。
「クレーンゲーム」を物理学で研究し尽くす大学教授。6月24日はUFOキャッチャー誕生40周年の日。キャッシュレス化も進み外国人観光客にも大ウケ。女子高生インフルエンサーのりりかさんは「獲った景品を友だちとお揃いにして楽しむ」とコメント。クレーンゲーム専門店は増加傾向で市場規模は3000億円超。クレーンゲームを物理学で研究しまくる大学教授がいる。鹿児島大学の小山佳一教授。MRIなどで応用される磁気物理学が専門。歴30年以上のクレーンゲーマーで授業の題材にもしている。物理学的に考えると、小さい景品より大きい景品を狙うとよい。アームよりちょっと大きめの景品が獲得しやすい。大きい景品は数回に分けて移動させていく。敷かれたボールに注目し摩擦係数が少ないと判断。移動させる手法にも合うものと合わないものがあり、異方性があるものが移動させやすいという。箱入りフィギュアは重心を中心に回転させる重心まわりの回転運動という理論で落とす。小山佳一教授は「どうしてそういう動きをしたのか物理を考えるきっかけになるしサイエンスを深めることにもなる」とコメント。
三谷さんは「物理よりも大事なのは心。いちばん大事なのは店員さんと仲良くなること」とコメント。
ニュースワードランキング(ディレクテイジ調べ)。今週、青森県民に衝撃が。日本一に9度、青森県内では418連勝の名門、青森山田高校が今世紀初、県大会で敗れた。絶対王者を倒したチームは、人口1万人ほどの小さな町にある八戸学院野辺地西高校。強豪校だが、全国的にはほぼ無名。青森山田の栄光の影に隠れ続け、8年連続準優勝。今回の決勝戦もギリギリの戦いだった。延長線でも決着つかず、PK戦も互角の展開だった。28度目の挑戦で初優勝を決めたが、新聞の見出しは「青森山田が負けた」(日刊スポーツ)。三上晃監督は「負け慣れして(感覚が)おかしくなってる」などと述べた。青森山田に挑み続ける野辺地西の姿はいつしか青森県内のサッカー少年たちの憧れになった。2年生の木村隆太さんの兄・大輝さんは元野辺地西のキャプテン。大輝さんは「出せる力を出して頑張ってほしい」などと述べた。
標高1500m以上の場所に生息し、中国の国宝パンダが初めて日本に送られた時、その返礼として中国に送った日本固有の種、特別天然記念物のニコンカモシカ。今週、名古屋の市街地に出没した。地域住民は「こんなの初めて」などとコメントした。住宅街のど真ん中にある公園で市の職員が歩み寄るも動きが俊敏。特別天然記念物なため、触れることができずこう着状態が続いた。そんな中、足を引きずるような様子があったことから、東山動植物園の専門家立ち会いのもと、健康状態の検査を目的に麻酔銃で眠らせ保護。CTスキャンなどを使い入念に検査、健康状態に問題はなく無事に山に返された。東山動植物園・江口園長補佐は「森の中でも発見されることは結構ある。ニホンジカも増えてきているので段々ニホンカモシカが住みやすい場所が少なくなってきている状況がニホンカモシカを市街地に追いやっている」などと述べた。ニホンカモシカは特別天然記念物なため、故意に負傷させると文化財保護法違反になる。
かつて、人気ゲームの発売日といえば、早いもの勝ちでゲットできるとあって、徹夜組が出るなど、大行列が当たり前だった。8年3か月ぶりの任天堂の新型ゲーム機は転売対策として事前抽せん販売。木曜、平日の午前中にも関わらず大阪でも、東京でも、ニューヨーク、ロサンゼルスでも長蛇の列。当せんしているのにわざわざ並んでいた。受け取った人は「お祭り感があるほうがやっぱりやっていて楽しい」などとコメントした。今回の新型はゲームチャット機能、複数人が同時に遊べるおすそわけ通信などが加わった。抽選に外れ、雰囲気だけを味わいに来ていたファンもいた。
国立競技場に約5万人の観衆が詰めかけたラグビーリーグワンのプレーオフトーナメント決勝。BL東京はニュージーランド代表のリッチー・モウンガが先制のトライ。モウンガは先月24日の準決勝で右手を骨折していた。キャプテンのリーチマイケルは「レントゲンを見たときに正直無理だと思った。彼は本当に改めてスゴイ選手だと思った」などとコメントした。モウンガは後半には味方のトライをアシスト。チームをリーグワン史上初の連覇に導いた。東芝ブレイブルーパス東京18-13クボタスピアーズ船橋・東京ベイ。胴上げで話題となったのはリーチマイケルの独特なスタイル。リーチマイケルは「自分の中でも軽くスベった」などとコメントした。
バレーボールのネーションズリーグ。日本は新監督・アクバシュのもと新キャプテンに就任したのは石川真佑。男子の石川祐希と兄弟揃って代表キャプテンを務める。石川真佑は平均身長で13cm高いオランダに対し次々にスパイクを決め、チーム2位の15得点。新戦力、18歳の秋本美空がデビュー。母はロンドンオリンピック銅メダリストの大友愛。代表初得点を挙げ、デビュー戦を勝利で飾った。きょうの試合でも2試合連続出場。得点を決める前に日本が勝利。試合の解説を務めていた母の大友は試合後、「がんばってね、応援してるよ」などと声をかけていた。
9月に開幕する「東京2025世界陸上」まで100日を迎え、大会で授与されるメダルがお披露目された。世界陸上SPアンバサダー・織田裕二は「メダルって選手がもらうもので僕は一切気にしていなかったんですけどちょっと欲しい」などと述べた。桐生祥秀や山縣亮太などの日本男子100mの豪華メンバーが集結した陸上の布勢スプリント。優勝したのは宮城辰郎。世界陸上の代表争いは混迷を極めそう。