- 出演者
- 三谷幸喜 安住紳一郎 中川絵美里 菊間千乃 池谷裕二
オープニング映像。
安住紳一郎が九州、四国で大雨となっていること、近畿、東海、関東もこれから雨が激しくなるが、明日午前中には止むことを伝えた。
大相撲の大関・大の里が13日目に早々と優勝を決め、横綱昇進を確実にしている。きょうも関脇大栄翔に勝ち、あとは全勝優勝するかどうかとなっている。大の里は23年夏場所から所要13場所、史上最速で横綱まで駆け上がった。これまで負け越したことがないのも史上初。日本人横綱は稀勢の里以来、全勝優勝は照ノ富士以来3年半ぶりとなる。
三谷幸喜が自らが脚本・演出する舞台を告知。シェイクスピアの戯曲「から騒ぎ」を昭和の北鎌倉に舞台を移して翻案した。三谷はシェイクスピアらしさを残そうと暗転のない舞台にした。「シェイクスピアは徳川家康と同じ時代の人。あの時代は電気がないから、照明ではなく全て自然光で演技している」と説明した。また場面転換もないと話した。東京、大阪、福岡、北海道での公演を予定している。
コメ価格を下げるため、備蓄米を放出した江藤農水大臣。しかし、日曜日に「私もコメは買ったことない。家の食品庫には売るほどある」と発言。大臣を辞任することになった。発言の翌日、本人は発言の重さを理解せず、委員会でも火に油を注ぐような発言をした。これには宮崎県民も「利口ならあんな事は言わない」と反発。朝までエゴサーチをいていたせいか、本会議中は寝落ち、そのまま大臣の座からも滑り落ちた。
事実上の更迭となった江藤前大臣に変わって農林水産大臣に就任したのは小泉進次郎氏だった。小泉新大臣は「コメ担当大臣という思い出集中して取り組みたい」などと意気込みを語った。かつて自民党の農林部会長を経験し、当時は備蓄米の試食会を開催したこともあった。そんな小泉氏がコメ価格を下げるために掲げた政策が「競争入札」から「随意契約」への変更だ。今後は政府が価格や業者を決め、スーパーなどに直接売り渡すという。小泉大臣は「6月になれば2000円の備蓄米が世の中にまわってくる」とコメント。また、楽天の三木谷浩史社長と会見し「ネット販売も含めて流通の形を模索していきたい」と述べていた。これに対し、楽天も随意契約に参加する意向を示した。江藤前大臣は失言の場で「農林はやってもやっても叱られる」と発言していたが、果たして小泉氏はスーパーのお米のコーナーの棚を埋めることができるのだろうか。
外国人ドライバーによる事件や事故が多発した。日曜、ペルー国籍の男が新名神高速の鈴鹿PA付近で10キロ以上逆走。計6台が絡む事故に繋がり、うち2台に衝突した。取り調べに対し「1台しかぶつかっていない」と容疑を一部否認している。先週水曜には埼玉・三郷市で小学生4人が重軽傷を負うひき逃げ事故が起き、中国籍の男が逮捕されている。男は事故直前まで飲酒していたという。この2人の容疑者の共通点は「外免切替」という制度で日本の運転免許を取得したという点。この外免切替の際行われる学科試験が「簡単すぎる」と問題視されている。
外国人が日本の運転免許を取得するために行う外免切替のための学科試験は運転ルールに関する簡単な◯✕の問題を10問中7問正解すると合格。さらに登録する住所も滞在先のホテルや友人の家でも可能だという。外国人が外免切替で免許を取得した数は昨年7万5905人と11年前の2.7倍、外国人ドライバーによる事故も7286件と増加している。警察庁の楠芳伸長官は「申請者の国籍にかかわらず住民票の写しを原則とし、観光目的での外免切替を認めない」という新たな方針を発表した。学科試験についても問題数を増やすなど対応していくという。
昨年の運転免許試験合格者のうち、今回問題となっている外免切替の合格者は全体の4.0%となっている。弁護士の菊間千乃は外免切替の制度ができた経緯を説明し、「日本も海外の外免切替を調べながらこれからの改正を考えていくことになる」とコメント。池谷裕二は「道路交通法の問題ではなく、常識を問う問題ではないか」と指摘した。
トランプ政権が名門ハーバード大学に対し「留学生の受け入れ資格を停止する」と発表した。大統領は先月ハーバード大学について「恥ずべき存在だ、彼らがやったことは反ユダヤ主義だ」と非難した。ハーバード大学ではイスラエルのガザ地区への攻撃に対し講義するデモが連日行われ、学生の取り締りを強化するよう大学側に要求したが、大学側がこれを拒否していた。これまで助成金の凍結や税制上の優遇措置も取り消したトランプ政権だが、今回の措置により、在籍中の留学生は転向しなければアメリカの滞在資格を失ってしまう。ハーバード大学OBであるパックンことパトリック・ハーランは「頭脳を海外に流出させるのはアメリカのすべての発展が下がり、国力も下がる。自ら失うような措置を取るのは実にバカバカしい」とコメントしていた。大学は政府の対応は憲法違反として提訴している。連邦地裁は措置の一部差し止めを決めた。
トランプ大統領が日本製鉄のUSスチール買収を承認したとアメリカメディアが報じた。USスチールの買収を巡ってはバイデン前大統領が「国家安全上の懸念」から中止命令を出していたが、トランプ大統領は外国投資委員会に審査のやり直しを命令。安全保障上のリスクは日本製鉄の提案した措置により対処可能と判断した。トランプ氏は自らのSNSで「少なく遠7万人の雇用を創出し、アメリカに140億ドルの経済効果をもたらす」と投稿している。
東京・大田区の産業廃棄物処理工場で火災が発生、消防車など100台以上が出動した。現場は羽田空港から海を挟んで北へ約1キロという至近距離で、消火活動の影響で滑走路が一部制限したため、多くの発着便に影響が出た。火災は約13時間後で消し止められた。
きのう、印西市のイオンモールの駐車場で男が催涙スプレーを発射。容疑者の車の近くで男性2人がタバコを吸っていたことからトラブルになったとみられる。容疑者は取り調べに対し「自分も攻撃された」と主張している。 44人が目やのどの痛みを訴え、12人が搬送されたが命に別状はないという。
歌手の橋幸夫について、所属事務所の「夢グループ」石田重廣社長が「アルツハイマー型認知症」であることを公表した。
歌手の橋幸夫がアルツハイマー型認知症であることを所属事務所「夢グループ」の石田重廣社長が公表した。橋は80歳になったのを木に一度歌手活動を引退したが復帰。しかし、石田社長は橋との会話の中で異変に気づいたという。今月に入ると予定していた曲も歌えなくなってしまい、「社長、頭の中が何だかさっぱりわかんなくなっちゃうんだ」と打ち明け、休養を申し出たという。石田社長は「このような病気、体長をと言って何もしない生活だとあっという間にがたがたいってしまう」と説得。「現状をちゃんと知ってもらって橋を守りたい」と訴え、活動継続を決断した。水曜日にはコンサートに出演。予定していた4曲を歌いきったと言う。
今週、世界最大の検索エンジンGoogleが新機能AIモードの提供をアメリカで開始した。例えばGoogle「AIモード」で子どもでも持ち運びができる軽くて折りたためる20ドル以下のイスと検索すると、商品と店の地図、連絡先などを教えてくれる。2025年公開予定の映画では全て生成AIが制作した。株式会社はちえん。ITコンサルタントの坂田誠氏は「リアルな高画質な動画を生成できる」と話す。撮影した写真に「空手」をするように指示すると動画を生成。今、著しい進化を遂げているのがビジネスシーン向けAI。おすすめがGoogle「NotebookLM」。PDFを読み込んで解説するラジオのように使える。例えばアメリカ2025年度の予算編成の資料をAIに読ませると5分程度で音声になる。注目は通話代行で、AIが電話をかけるという機能。からあげ専門店からあげ!ごっちでは、月額3000円でAIを導入し事務作業は全てAIが行っている。人で不足解消の救世主にもなるAI。一方で仕事の喪失も現実となっている。
今月アメリカではマイクロソフト社が AIプラットフォームへの投資資金確保のため従業員の3%約6000人を削減すると発表した。2017年から副業でWEBライターをしているもときさんは、釣り記事などを執筆し毎月10万円をコンスタントに稼いでいたというが、契約が延長できなくなった。理由を確認すると内製化だという。収入が3万円に減ってしまった。AIに取って代わられると言われている職業は多々あるが今後どうなるのか。国立情報学研究所の山田誠二教授は「AIに関係して新しく生まれる仕事が増えていく」とコメント。
2022年11月にスタートしたと言われているチャットGPT。現役大学生の生成AI利用率は4人に1人。7月と1月は利用率が増加する傾向にある。東京大学薬学部教授の池谷裕二は「レポートの質はかなり上がっている」とコメント。企業の生成AI導入状況は平均すると5%(インテージ「生成AIの利用実態に関する複合的調査より」)。会社の中で若い人ほど使っておらず、部長クラスや役員、経営者の方が利用している。一方で大学生達は利用が多い。菊間弁護士は月額でチャットGPTIを利用している。
ニジマスがキングサーモンを産む研究をしている東京海洋大学の吉崎悟朗教授に話を聞いた。漁業情報サービスセンター(宮城県気仙沼漁港)によるとカツオの漁獲量は過去20年で最低水準と予測されている。庶民の味方サバも価格が高騰中。スーパーマルサン越谷花田店の鮮魚担当は「去年だと1尾299円くらいが600円以上値をつけないと合わない原価に」とコメント。魚食大国ニッポンのピンチに新技術で立ち向かう。こよなく魚と海を愛する吉崎教授。水産学博士で40年近く魚を研究し、2023年には学術の功績を認められ紫綬褒章を受賞。
東京海洋大学の吉崎悟朗教授が見せてくれた水槽の中にはキングサーモンがいるが、親がニジマス。代理親魚技術といって繁殖が難しい魚や大きな魚を小さな繁殖しやすい代理の親に産ませる研究。一生に一度しか産卵せず数の少ないキングサーモンを繁殖スピードが早く数が多いニジマスに産んでもらう。卵子や精子を作り出すおおもとの細胞を試験官の中で大量に増やしてあげる技術を構築することに成功した。どんな魚でも良いわけではなく、親戚のような関係である必要がある。属や科が同じであればこの技術が活用できる可能性が高い。最近ではクサフグから高級魚トラフグを産ませることに成功。生殖幹細胞は死んだ魚からも取り出せることがわかった。脂の乗りや味が良いとわかった個体を増やすことが可能になる。今後、効率化やコストの課題などを解決し実用化へ。吉崎悟朗教授は「人間が魚の命を捜査しすぎだと聞くが、人間の責任として魚が減りすぎないように知恵を使っていくことが大事だと思っている」とコメント。