タイの下院総選挙は8日午前10時から投票が始まり、即日開票される。アヌティン首相率いる政権与党「タイの誇り党」はカンボジアとの国境衝突で愛国ムードが高まったことを追い風に保守層を取り込み議席を増やしたい考え。都市部の若者を中心に支持を集める革新派の最大野党「国民党」、タクシン元首相派の「タイ貢献党」と激しく競り合うとみられる。いずれの党も過半数には達しない見通しで、選挙後の連立交渉が政権運営の鍵を握りそう。今回の総選挙では国際詐欺組織と一部政治家とのつながりが指摘される汚職の問題や、停滞する経済への対応などが主な争点となっている。
