国民民主党が今年中の決着を求めるガソリン減税について、自民党が1年先送りする考えを示した。エレベーターから会議室までのルートでは国会議員が通るたびに様々な団体が自分たちの要望を訴える。〇×審議とは「103万円の壁」の見直しやガソリン減税といった税に関する様々な項目が〇か×か、やるかやらないかを決める会議。税制改正議論の大きな山場。部屋から漏れ聞こえてくる議論の声。決して聞き漏らすまいと全員が耳をそばだてる。△は白黒つけられない項目で検討が続けられることを意味する。さらに簡単には決着をつけられない問題は政治判断が必要な丸政案件として処理される。今年の場合「年収103万円の壁」の見直しが丸政案件。自民党税調の枠組みではなく、自民党・公明党・国民民主党を交えた3党協議の場が議論の舞台となる。