103万円の壁を巡り揺れる国会。自民党、公明党、国民民主党の幹事長が178万円を目指して来年から引き上げると合意した所得税の課税最低ライン。詳細を詰める3党の税制調査会長の会談で自民党が提示したのは123万円だった。103万円の壁引き上げと並行して行われているのが、派閥の裏金事件を受けた政治倫理審査会。安倍派幹部だった萩生田光一元政調会長は「安倍会長が還付停止を指示されたとする令和4年4月の会合、幹部が協議したとされる8月の会合のいずれにも参加していない」と発言。多くの自民党議員が出席した政倫審。真相解明には至らなかった。