新年度予算案を巡る駆け引き。自民党は、徐々に野党側と間合いを詰めようとしているが、まだ着地点が定まっているわけではない。高校の授業料無償化を求める日本維新の会に対しては、私立高校の支援金の上限額を明示するなどして、合意できるかどうかがポイント。一方、国民民主党の幹部からは、103万円の壁の見直しで「ボールは返ってきたが、かなり暴投だ」という声も出ている。衆議院の予算委員会では、与党側が採決の前提としている中央公聴会が来週25日に開催されることが決まった。いずれかの党と手を握って、予算案の修正、採決へとこぎ着けられるのか、期限が迫っている。