自民党の総裁選挙をめぐり茂木前幹事長が一番乗りの形で出馬会見を行い、政策実現のため連立政権の枠組みを拡大する考えを示した。茂木氏は「逆境から抜け出すのは困難だが真正面から受け止め必ず結果を出す」と強調した。また少数与党国会のため野党との協力について「個別政策の協力を求めるのでは進まない。基本政策が一致できる政党と新たな連立の枠組みを追求し力強い政権基盤を作る」と述べて具体的な協力相手について日本維新の会、国民民主党とはしっかり話したいとした。参院選で野党が掲げた消費税の減税について減税によって手取りが増えるのがいいのか、実際に収入を高めるかの選択になる」とした上で財政に責任を持たなくてはいけないと慎重な姿勢を示した。今月22日に告示を迎え来月4日投開票が決まった総裁選、陰の主役となる立憲民主党など野党は臨時国会の召集を求める要求書を提出し政治空白を改めて批判した。