給湯器の点検を持ちかけ高額な費用を請求するトラブルが急増している。国民生活センターが注意を呼びかけている。番組では悪徳業者とみられる相手の電話音声を独自に入手した。給湯設備サポートセンターを名乗る女性オペレーターからの電話だった。女性は法定点検を販売代理店から委託されたと説明するもどの代理店からの依頼かは分からないと話が矛盾していた。また点検時期もおかしくハウスメーカーに問い合わせると相手のウソが明らかになった。ハウスメーカーは業者への依頼を否定した。詐欺の手口に詳しい多田文明さんは詐欺につながる悪質商法の可能性が高いと指摘する。国民生活センターによると無料点検後に給湯器が劣化していて火災の恐れがあるなどと迫り約40万円の契約をさせられたケースもあった。70代以上の高齢者に被害が多くなっている。業者に直撃取材を試みた。何度かけても呼び出し音すら鳴らなかった。国民生活センターはたとえ無料と言われても安易に点検を受け入れず最寄りの消費生活センターなどに相談するよう呼びかけている。