植え替えが必要となるソメイヨシノを別の木に変える動きも広がっている。1962年に創設となった日本花の会はソメイヨシノなどの苗木を公共施設に提供し、その数250万本にのぼるという。その一方でソメイヨシノはてんぐ巣病に弱いのがネックとなっていた。ソメイヨシノは第2次大戦時に植えられたものが多く、日本花の会の和田博幸氏は樹齢60~70年の物が多く温暖化の影響で衰弱していると指摘している。ジンダイアケボノという病害にも強い品種を提供していて、ソメイヨシノよりもピンクの濃い桜となっている。数日開花がソメイヨシノよりも早いことで花見のシーズンは前倒しになることが予想される。