5年前からアラスカでキャスナー氷河を調べている海洋研究開発機構の紺屋研究員は、氷河全体が3kmくらい後退している、温暖化によって氷河の後退が加速すると話した。北極海は本来夏の間も氷に覆われ熱がたまりにくいが、メルトポンドと呼ばれる溶けた池ができると太陽光の反射率が下がって水が温まり、温まった水が周囲の氷を溶かす悪循環になる。人工衛星のデータを見ると、氷の面積は40年間で4割ほど減少していた。気象庁気象研究所の中村研究官が北極圏の水蒸気の量や経路のデータをコンピューターで解析した結果、氷が溶けて海面が現れたことで北米大陸やユーラシア大陸から流れ込む水蒸気量が大幅に増えていることがわかった。水蒸気の温室効果で、さらに気温が高まって氷を溶かしている。
住所: 東京都立川市緑町10-3
URL: http://www.nipr.ac.jp/
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