2日、マクロン大統領は核戦略について演説し、フランスが保有する核弾頭の数を増やすよう命じたと話した。理由は抑止力強化のためで、今後は核兵器の保有数を公表しないとしている。また、マクロン氏は、同盟国のアメリカがEUに対し、自らの安全保障をより直接的に担うよう強く促しているとも話した。これまでアメリカに依存してきた抑止力について、トランプ大統領の発言などを受け、対応の転換が必要と考えたとみられている。マクロン氏は、核抑止力をドイツやポーランドなどEU諸国にも広げる考えで、核の合同演習への参加も視野に入れているという。ただし、核攻撃に関する意思決定は、フランスのみが行うとしている。冷戦終了後、フランスは核弾頭の削減を進めてきたが、世界の緊張の高まりを受け、再び核戦力の強化へと動き出したことになる。
