ロシアのプーチン大統領が2日、公式訪問先のモンゴルに到着した。モンゴルはプーチン氏に逮捕状を出したICC(国際刑事裁判所)の加盟国で、逮捕義務を無視した今回の訪問受け入れには批判の声が上がりそう。プーチン大統領は2日、モンゴルの首都・ウランバートルに到着し、外相らの出迎えを受けた。3日には、旧ソ連軍とモンゴル軍が旧日本軍に勝利した「ノモンハン事件」から85周年を祝う式典に出席した上で、フレルスフ大統領らと会談する予定。プーチン氏をめぐっては、ウクライナ侵攻に伴う戦争犯罪の疑いで、ICC(国際刑事裁判所)が逮捕状を出していて、加盟国のモンゴルは逮捕義務がある。プーチン氏のICC加盟国への訪問は逮捕状が出て以降、初めてだが、両国は事前に“逮捕はしない”ことで合意しているとみられ、逮捕義務を無視したモンゴルの姿勢には批判の声が上がりそう。