アメリカのトランプ大統領がICCの関係者に制裁を科す大統領令に署名したことに対し、ICCのトップを務める赤根智子所長も7日、非難する声明を発表した。声明で赤根所長は「大統領令はICCの独立性と公平性を損ない、何百万人もの罪のない犠牲者から正義と希望を奪おうとするもので、深い遺憾の意を表明する。裁判所の機能を政治化しようとするいかなる試みも断固として拒否する」としている。今回の大統領令をめぐっては、イギリスやフランス、ドイツなどおよそ80の国や地域が「国際的な法の支配を脅かすものだ」と非難する共同声明を発表している。