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- 辻浩平 藤重博貴 酒井美帆
オープニング映像が流れ、出演者が挨拶をした。
今日のニュースラインナップを伝えた。
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- ジョルジオ・アルマーニ
イタリアのメローニ首相も“イタリアの最高の部分を象徴した人物だった”とインスタグラムに投稿し、アルマーニさんの死を悼んだ。ジョルジオ・アルマーニさんは“20世紀で最も影響力がある”“モードの帝王”と世界から称賛された。その生い立ちは決して裕福ではなかった。イギリスのBBCは「幼少期の最初の記憶は第2次世界大戦中、イタリアに住んでいて空襲だったこと」などと報じた。医師を目指し学んでいたが兵役で退学。その後就職した百貨店でノウハウを学んだ。ジョルジオ・アルマーニさんは1934年にイタリア北部で生まれ、1970年代に自身の名を冠したブランドを立ち上げ、80年代、ハリウッド映画の衣装を手がけると、ジュリア・ロバーツさん、レオナルド・ディカプリオさん、ジョージ・クルーニーさん、レディー・ガガさん、名だたるセレブたちがアルマーニさんの作品を愛し、身にまとった。フランスのF2は「わずか数十年で世界一裕福なデザイナーに」などと報道。アルマーニさんはファッションモデルの体型のあり方に一石を投じた人物でもあった。拒食症など摂食障害を懸念し、やせすぎた体型のモデルの起用を控えるよう最初に呼びかけた1人。“私は本物の人間のためにデザインしているのだ”と語っていた。辻浩平はイタリアから来日しているファッション関係者の言葉を紹介。グッチやプラダ、ヴェルサーチといったブランドの創業者の中でもアルマーニさんは父親のような偉大な存在だと話していたという。
アメリカ・ホワイトハウスはトランプ大統領が今年7月の日米合意に基づき、自動車などへの25%の追加関税を従来の税率と合わせて15%に引き下げることなどを盛り込んだ大統領令に署名したと発表。ワシントンを訪問している赤澤経済再生担当大臣はラトニック商務長官とともに日米で合意した日本からの投資に関する文書に署名。赤沢経済再生担当大臣は「今から2週間かかることはないだろうというタイミングで発効すると思われる」などとコメント。ラトニック商務長官は「石破政権とトランプ政権が緊密に協力をして、すばらしいパートナーシップを築いていく」などと述べた。幅広い品目への関税は先月7日から一律で15%が上乗せされる状況となっているが、従来の税率が15%以上の品目には新たな関税が上乗せされないことなども盛り込まれている。この措置は先月7日に遡って適用されるとしている。
中国はアメリカから特定の光ファイバーを輸入するにあたり、最大78.2%の関税を含む反ダンピング措置をとると発表したと、香港・TVBが伝えた。中国商務省は国内企業からの申請を受け、アメリカから輸入される光ファイバーについて調査を3月から実施。アメリカ企業が“反ダンピング関税から逃れるため正当な理由なく取り引き方法変更して中国に輸出していた”と結論付けた。2028年4月まで適用される新たな関税率は33.3%から最大で78.2%で、即発動。今回の措置は“関係者の正当な権利を保護するためのものだ”としている。一方、アメリカのトランプ大統領は4日、ウクライナの安全の保証などを議論する有志連合の首脳会合で、ロシアから原油などを輸入する中国に言及。ヨーロッパの首脳らに“経済的な圧力”をかけるよう求めた。
北朝鮮のキム・ジョンウン総書記は、きのう北京で6年ぶりに中国の習近平国家主席と会談。きょうにも北朝鮮に帰国するものと見られる。首脳会談は人民大会堂で行われた。中国国営の新華社通信によると、習主席は北朝鮮との伝統的な友好関係を発展させることに意欲を示した上で“両国は国際と地域の問題において、戦略的な協力を強化し共通の利益を守るべきだ”と述べた。その上で“朝鮮半島の平和と安定を守るために全力を尽くしたい”と強調。これに対しキム総書記も“国際情勢がどのように変化しても両国の友好的な感情は変わらない”と述べ、期待を示した。両首脳は会談を通じて伝統的な友好関係を確認した上で、アメリカを念頭に結束を示した。北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは“キム総書記が中国での一連の日程を終えて、昨夜、専用列車で北京を出発し、帰国の途についた”と伝えた。キム総書記乗ったとみられる専用列車の映像を紹介。専用列車はきょう、中国東北部の遼寧省丹東にある国境にかかる橋を通過し北朝鮮に戻る見通し。
フランスのマクロン大統領は、ウクライナが求めるロシアとの停戦実現後の安全の保証について、26か国が部隊の派遣などへの関与を約束したと明らかにした。4日、パリで有志連合の首脳会合が開かれ、ヨーロッパ各国の首脳のほか、ウクライナのゼレンスキー大統領、アメリカのウィトコフ特使など30か国以上が参加。ウクライナが求めるロシアとの停戦実現後の安全の保証が議論された。会合の後、マクロン大統領は「26か国が停戦または和平の翌日に、ウクライナに部隊を派遣するなど、安全の確保に関与することを正式に約束した」などと述べた。どの国が関与するかなど詳細は明らかにしなかったが、ロシアのプーチン大統領が早速反応。参加していた国際会議のイベントで「長期的な平和につながる決定がなされた場合には部隊がウクライナにとどまることに何の意味もない」などと言及。こうした中、ゼレンスキー大統領の側近の1人、ポドリャク大統領府顧問がインタビューに応じ、“停戦の実現に向けては現実的に対応する用意がある”と明らかにした。その一方で“ゼレンスキー大統領はいかなる領土もロシア領として認めないと強調している”とし、領土の割譲には応じないという姿勢を改めて強調。
タイではきょう議会で新たな首相を決める投票が行われ、野党・タイ名誉党のアヌティン氏が選出された。タイでは先月29日、憲法裁判所がカンボジアとの国境問題の対応を巡り、タクシン元首相の次女で首相のペートンタン氏の会食を命じ、現職の首相が失職する事態となっていた。バンコクから金知英記者が中継。新政権の発足で国内政治の混乱が収束する見通しが立っていない。アヌティン政権は少数与党となる見通しで、政治が安定するとは言えない状況。また、アヌティン政権は今回最大政党から支持を得るのと引き換えに、4ヶ月以内に議会を解散し選挙を行うとしており、そうなれば再び混乱する可能性もある。また、タクシン元首相の動向も注目されている。実刑判決を受けた後体長不良を理由に刑務所ではなく病院で生活していた問題を巡って、裁判の判決を来週に控えている。これを前にタクシン氏はタイを出国したため、逃亡したのではないかとの憶測も出ており、タクシン派の影響力も今後の焦点になる。日本企業への影響する可能性もある。タイでは政治の混乱が繰り返されていることで、経済政策の実行力が弱まっていることも影響し、マレーシアやベトナムなどの近隣諸国と比べて経済成長率が低くなっているという指摘もある。また、新政権はトランプ関税の対応が課題となるが、少数与党となる中、リーダーシップを取れるのかが問われることになる。
スコットランドに住む3兄弟がペルーからオーストラリアまで太平洋およそ1万4000キロを手漕ぎボートで横断。世界最速記録を達成。目的はマダガスカルでの浄水プロジェクトの資金集め。無補助、無寄港での太平洋横断だった。何度も激しい嵐に見舞われ、海に投げ出されたこともありながら、およそ140日間でゴール。ジェイミー・マクレーンは「この3人だから力を合わせてとてつもない挑戦を達成できた」などとコメント。
フランス・ブルターニュ地方にある16世紀の城。12人の俳優が先生役を演じ、自分がまるで魔法学校の生徒になったような体験ができる。9年前にこの城を買い取った地元の男性。大掛かりな改修が必要だったが、従来の歴史ツアーだけでは資金が集まらないと、舞台演出が必要だと思ったという。この作戦が大成功し、1日に平均500人が訪れるように。魔法学校の利益は全て城の修復と維持に使われる予定。
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大学に進学する息子に母親からサプライズ。息子が部屋から出てみると、子供時代の写真やおもちゃ、ぬいぐるみがずらりと並べられていた。母親からのはなむけに息子も感動。
先週放送したICCの赤根所長のインタビューに多くの意見をもらった。先週放送しきれなかった内容も含めて質問に答えていく。最も反響が大きかったのが、アメリカからの制裁などICCへの圧力が強まってることについて質問した際の発言。「むしろこれをバネにもっと挑戦する将来を開く、そういうメッセージを伝えるような将来に向けた質問をしてほしい」などと話した。視聴者から「どう響きましたか?」「未来志向の目線を持って報道機関のプライドを磨いてほしい」などという意見。赤根所長はインタビューが終わったあと、「大変な圧力にさらされているICCのトップとして自身は職員に希望を与える立場。士気を下げないためにもポジティブなメッセージが必要」などと話していた。アメリカの制裁は厳しいもので、制裁対象となると米国内にある資金が凍結されたり入国も禁止にされる。実際に制裁がかかった検事の中には銀行口座が使えなくなったり、他国への送金もできなくなったというケースもある。さらに先行きを悲観してICCを離れる職位にも出ている。法の支配から力の支配に世界が揺らいでしまっている現状について尋ねたところ、赤根所長は「今そういうふうに変わりつつあるのか、それに対してどう思うかは私の能力を超えているし権限も越えていると思う。法の支配を実現させるために実務的に粛々とやっていくという考え方」などと話した。
ガザ地区での戦闘が始まってまもなく2年。イスラエル軍は強硬姿勢を貫いているが、国内では停戦を求める声も目立つようになっている。イスラエルのテルアビブで毎週行われる抗議活動。無言で講義するサイレントでもで停戦を求めている。掲げているのは、イスラエル軍の攻撃で亡くなったガザ地区の子どもたちの写真。人権活動家のアルマ・ベックさんは、今年3月にこの抗議活動を始めた。当時イスラエル軍はイスラム組織ハマスとの停戦協議が難航し、ガザ地区への攻撃を再開。地元当局の発表では、その日だけで400人以上が死亡。これ以上の攻撃は犠牲者を増やすだけで人質の解放に繋がらないと考えたベックさんは、子どもたちの写真を見せることでイスラエルの人たちの心に訴えようとした。感情的な対立を避けるため、抗議活動は無言で行うことにした。イスラエルのメディアが連日伝えるのは、イスラエル軍の作戦や兵士の被害、そして人質の状況。パレスチナの子どもたちの犠牲を伝えることはほとんどない。抗議活動には様々な反応が寄せられる。好意的な人がいる一方で、ハマスの壊滅を支持する市民からは激しい反発を受けることもある。それでもベックさんはガザ地区の実態をイスラエル側の被害と同様に直視すべきだと考えている。当初20人だったデモの参加者は、回を重ねるごとに増加。約1000人が参加するまでになった。最近参加するようになった人たちは、パレスチナの人々の犠牲をようやく口に出せるようになったという。
去年、88歳で亡くなった指揮者・小澤征爾さん。30年以上にわたり長野県松本市で毎年夏、音楽フェスティバルを開いてきた。今年、松本市で小澤さんの思いを受け継ぎタクトを振ったのはドイツの名指揮者であるクリストフ・エッシェンバッハさんだった。先月開幕した「セイジ・オザワ松本フェスティバル」は1カ月にわたりコンサートやオペラの公演が行われる。小澤さんは1992年に音楽祭を始めた。小澤さん生誕90年となる今年、サイトウ・キネン・オーケストラが演奏する特別なコンサートが企画された。指揮をするのはクリストフ・エッシェンバッハさん。“セイジのために祝いたい”と指揮することを決めた。「マーラー交響曲第2番復活」を選んだ。エッシェンバッハさんは「セイジがここに蘇り私たちと一緒にいるという証しになると思う」などと述べた。小澤さんとエッシェンバッハさんの出会いは60年前だった。個性と魅力を引き出そうとする小澤さんの指揮に深い感銘を受けたという。エッシェンバッハさんが大切にしているのは演奏者の力を引き出すこと。演奏者とともに作り上げようとしていた。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のヨハン・シュトレッカーさんは「セイジと音楽家の関係は特別なものだった。みんなが友人のような関係」、「エッシェンバッハさんもここでその精神を感じていると思う」などと述べた。
娘・征良さんは小澤さん亡き後の松本フェスティバルを特別な思いで見ていた。征良さんは「オケの人たちが父のことを想って弾いてくれているのがわかる」などと述べた。コンサート当日の様子を紹介した。「マーラー交響曲第2番復活」を演奏。演奏者とともに仕上げたラスト。拍手は10分以上鳴り止まなかった。観客は「感動した」、「来年も来ます」などとコメントしていた。指揮者のクリストフ・エッシェンバッハさんは「オザワは多くの音楽をここに残した。私たちはそれに感謝し継承していく」と述べた。
アメリカの先月の雇用統計が発表され、農業分野以外の就業者は前月比で2.2万人増加したものの、7万5000人程度の増加を見込んでいた市場予想を下回った。失業率は前月比で0.1ポイント上昇し4.3%だった。トランプ政権の関税措置で雇用市場が減速していることが鮮明になった。
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エンディングの挨拶。
知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?の番組宣伝。