先週放送したICCの赤根所長のインタビューに多くの意見をもらった。先週放送しきれなかった内容も含めて質問に答えていく。最も反響が大きかったのが、アメリカからの制裁などICCへの圧力が強まってることについて質問した際の発言。「むしろこれをバネにもっと挑戦する将来を開く、そういうメッセージを伝えるような将来に向けた質問をしてほしい」などと話した。視聴者から「どう響きましたか?」「未来志向の目線を持って報道機関のプライドを磨いてほしい」などという意見。赤根所長はインタビューが終わったあと、「大変な圧力にさらされているICCのトップとして自身は職員に希望を与える立場。士気を下げないためにもポジティブなメッセージが必要」などと話していた。アメリカの制裁は厳しいもので、制裁対象となると米国内にある資金が凍結されたり入国も禁止にされる。実際に制裁がかかった検事の中には銀行口座が使えなくなったり、他国への送金もできなくなったというケースもある。さらに先行きを悲観してICCを離れる職位にも出ている。法の支配から力の支配に世界が揺らいでしまっている現状について尋ねたところ、赤根所長は「今そういうふうに変わりつつあるのか、それに対してどう思うかは私の能力を超えているし権限も越えていると思う。法の支配を実現させるために実務的に粛々とやっていくという考え方」などと話した。