IAEA(国際原子力機関)の理事会はイラン国内の高濃縮ウランの備蓄が5カ月以上、IAEAの査察を受けていないことに深い懸念を示し、イランに対し高濃縮ウランや核施設に関する情報をIAEAに提出し、必要な査察の受け入れを要求している。決議はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツの4カ国が提出し、ロイター通信によると賛成が19カ国、中国、ロシア、ニジェールの3カ国が反対し、12カ国が棄権した。これに対し、イラン・アラグチ外相は「決議によりIAEAとの信頼が損なわれた。核査察などIAEAとの協力関係を終了する」と明らかにした。
URL: http://www.iaea.org/
