SNS投稿で自宅が特定される危険性について国際大学GLOCOM小木曽客員研究員が解説する。SNSなどに投稿された文章・画像から細かな情報を収集し個人の住所などを特定する手法”モザイクアプローチ”は過去には悪用された窃盗事件もあったという。映り込みでは例としてマンホールはデザインや識別番号などが住所特定の要因となる。またタピオカドリンクは表面に映り込んだ景色から明るさなどを調整するとやしの木が見え千葉県の商業施設で撮影されたと特定されたという。さらにピンボケ写真や真横からの写真も補正でナンバーなどがわかるということ。小木曽氏は「黒いものは情報が映るのでカラコンやサングラスなどは情報量が結構はいっている」とした。また自宅で撮った写真にも注意が必要。ゴミ出しカレンダーや窓枠、レシートなどでも情報が特定されるがさらにレジ袋(ロゴなどから居住地域が推測)、備え付け家具(不動産サイト内覧写真からマンション特定)、宅配便の伝票(住所)なども特定の恐れがある。文章だけのケースでは「突然の大雨」「洗濯物」などでも注意が必要。こういったことを調べる人を特定屋と呼び依頼に応じて住所や電話番号など個人情報を特定し報酬などはSNSDMなどでやりとりしXとなどにもたくさんいるという。年末年始で特に注意したいのは「旅行を知らせる投稿」家にいないと知らせているので行ってきましたとタイミングをずらすことで安全につながると解説した。