航空機大手のボーイングが開発中の宇宙船に不具合が見つかった影響で、国際宇宙ステーションに滞在を続けている2人の宇宙飛行士を乗せて地球に戻るための宇宙船が米国・フロリダ州から打ち上げられた。2人の飛行士を乗せて地球に帰還するため、米国の民間企業「スペースX」の宇宙船「クルードラゴン」が日本時間のきょう、フロリダ州から打ち上げられた。ことし6月、ボーイングが開発中の宇宙船「スターライナー」は、宇宙飛行士2人を乗せて打ち上げられたあと、推進装置の一部に不具合が見つかった。安全性を考慮した結果、2人を乗せて帰還することを断念し、2人は宇宙ステーションに滞在し続けている。クルードラゴンが宇宙ステーションに到着後、科学実験などの活動が行われ、来年2月に地球に戻る予定。