森田さんのプロの眼。テーマは「財政インフレ、財政デフレ」。財政インフレは過度な財政支出が招くインフレのことで、財政デフレは過度な財政緊縮が招くデフレのこと。ユーロ圏は当面1%割の低成長が続き、製造業は各国で生産の伸びに違いが出てて、中国はかなり製造業はテコ入れで生産がかなり上振れている。ここが先行き反動が懸念され、アメリカは底打ちで日本は少し回復に向かってるが、ドイツは最失速している。ユーロ圏はマネー過剰縮小になってて、米国は財政の改善が進まず、マネー縮小スペース鈍化となっている。森田さんは「この水準がどうなっていくのかが注目」、「財政インフレ、財政デフレの違いを金融政策で全て調整しようと思うと、結局ヨーロッパはデフレ的になるので、金融緩和をしなければいけないということになるし、アメリカは逆で緩和ができない。金融政策サイクルが地域間でずれてくる可能性がある。そうすると為替変動に大きな影響をもたらす可能性がある」等と話した。