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「安全保障理事会」 のテレビ露出情報

24日の国連総会は、アメリカ・トランプ政権の立場の転換を象徴するものとなった。ロシアによる軍事侵攻から3年となるのに合わせて開かれた特別会合で、ウクライナの代表は「侵略行為は硝酸ではなく、非難されるべきと再認識する必要がある」と述べた。会合ではウクライナなどが提出した戦闘停止とロシア軍の撤退などを求める決議案が採決にかけられたが、アメリカが反対に回った。反対は18か国、ほかにロシアやベラルーシ、北朝鮮など。決議案は日本やヨーロッパ各国など93か国の賛成多数で採択された。その後の安全保障理事会でも、アメリカは「侵攻」などロシアへの批判的な文言を使わず、紛争の早期終結を要請する決議案を提出。ロシアなど10か国が賛成し採択されたが、イギリスやフランスなどヨーロッパの5か国は棄権。ウクライナ情勢を巡るアメリカとヨーロッパ諸国との隔たりが浮き彫りになった。
隔たりを象徴する場面は、アメリカ・トランプ大統領とフランス・マクロン大統領との会談でも。記者からロシア・プーチン大統領について「ウクライナ・ゼレンスキー大統領と同様に“独裁者”と呼ぶのか」問われると、トランプ大統領は「軽々しくそうは言わない」、マクロン大統領は「責任はロシアにある。ロシアが侵略者だからだ」と述べた。マクロン大統領がトランプ大統領の発言を訂正するような場面も。トランプ大統領は「ヨーロッパはウクライナにお金を貸していて、それは返済される」と述べると、マクロン大統領は「そうではなく、6割は(無償で)支払った」と述べた。会談のあとトランプ大統領はウクライナでの停戦が実現した場合、平和の維持に向けてヨーロッパ各国も負担する必要があるとの認識で一致したと明らかにした。一方で支援の見返りとして求めているウクライナ国内の鉱物資源の権益を巡る協議については「今週か来週にもゼレンスキー大統領が来て署名できるかもしれない。会えるのが楽しみ」と述べた。
トランプ大統領が求めているウクライナの鉱物資源。ウクライナ政府が発表した資源の分布を示した地図。国内の広い範囲に資源があるとされ、ロシアが一方的に併合した4つの州にも広がっていることが分かる。専門家は対中国を意識するアメリカにとって、大きな意味を持つと指摘。資源食糧問題研究所・柴田明夫代表は「レアアースは特に7割、8割生産を占めて、ほとんどが中国が独占、戦略的な動きを強めてきている。アメリカも警戒している。新しい鉱物資源の埋蔵量の発見は非常に魅力的になってくる」と述べた。ロシアも動きを見せている。ロシア・プーチン大統領はロシアが一方的に併合したウクライナの4つの州を念頭に「アメリカなどと共同で鉱物資源の開発を行う用意がある」と主張した。今月行われたアメリカとロシアの高官による協議のあとには、アメリカ・ルビオ国務長官から「紛争が集結すれば、ロシアと連携するすばらしい機会が存在している」との発言も。鉱物資源を巡る各国の思惑について、柴田所長は「資源が非常に重要性を増してくる中で、戦略的な物質の色合いを強めてきている」と語った。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年10月25日放送 15:00 - 15:05 NHK総合
ニュース・気象情報(ニュース)
国連のグテーレス事務総長、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻など念頭に安保理のメンバーたちが国連憲章の原則に反する行動、あまりにも頻繁に目撃、理事国の拡大・拒否権の制限など改革について議論求める。国連安保理は常任理事国による拒否権行使でウクライナ・ガザ地区などでの紛争止められず。

2025年10月25日放送 6:30 - 7:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本おはWORLD
国連本部には平和や環境保護など、国連に託されたメッセージを込めた作品が加盟国などから寄贈される習慣が続いており、隠れた美術館と呼ばれている。シャガールのステンドグラスやピカソのタペストリーなど展示作品は240点以上に及び、国連にふさわしいメッセージが込められているかなどが展示の基準となっている。旧ソビエトから寄贈された1987年の中距離核ミサイルの全廃条約を[…続きを読む]

2025年10月22日放送 4:05 - 4:15 NHK総合
視点・論点(視点・論点)
80周年を迎えた国連はいま、様々な試練に直面していると言われている。国連は加盟国同士の協力関係を前提に国際社会の様々な問題解決を目指す組織なので、安保理の常任理事国(P5)の協力関係が重要となるが、2010年以降P5の協調的関係には陰りが見られる。国連が直面する試練とその背景、どうすれば克服できるか。平和の制度化の現状と課題について山田哲也氏が解説する。[…続きを読む]

2025年9月5日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道(ニュース)
中国総局・安永和史記者の解説。今回の訪問の狙いについて中国との関係強化の他、アメリカへの対抗姿勢を示す中、中国とロシアとの結束を誇示したい狙いがあったと思う。だた国連安保理の制裁決議を守る姿勢を示してきた中国が北朝鮮との経済関係を強化するのか、ウクライナ戦争の情勢に変化があった場合でもロシアが北朝鮮との強い結びつきを維持するのかなど不透明な部分もある。

2025年8月29日放送 5:20 - 8:00 TBS
THE TIME,NEWS
イギリス・フランス・ドイツの外相は28日の共同声明を出し「国連安保理にイランがウラン濃縮活動などを続け核合意に違反していると通知した」と明らかにした。30日間の審議で制裁解除延長の決議が採択されなければ、制裁をすべて復活させるスナップバックが発動される。共同声明では「あらゆる外交努力を続ける」としていて、制裁復活までの30日間でイランの譲歩を引き出したい考え[…続きを読む]

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