ロシアと北朝鮮が新たな条約に署名し軍事的な協力を強めていることをめぐり、国連の安全保障理事会で緊急会合が開かれ、安保理決議に違反する軍事協力はあってはならないと懸念を示す意見が相次いだ。緊急会合は日本や米国などの要請で開かれ、各国から懸念が相次いだ。日本の山崎国連大使は「北朝鮮が安保理決議に違反して弾道ミサイルをロシアに輸出し、そのミサイルをロシアがウクライナで使っていることを強く非難する」と述べた。これに対して、ロシアのネベンジャ国連大使は「北朝鮮のミサイルをロシアがウクライナで使ったという臆測は真実ではない」と主張した。そして北朝鮮との条約については「前例のない緊張の高まりを背景に北東アジアの安定を目的としている」と主張し、「地域の緊張を高めているのは米国だ」と非難した。北朝鮮のキムソン国連大使も米国を非難し、「我々とロシアに対する軍事侵攻の意思がなければ両国関係の発展を懸念する理由がない」と反発した。
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