レバノン南部にはイスラエルとの国境地帯を監視するための国連の平和維持部隊「国連レバノン暫定軍」が駐留しているがイスラエルとヒズボラの攻撃の応酬でパトロールの中断を余儀なくされるなど活動に支障が出ている。攻撃にさらされながらも監視活動を続けるフランス軍部隊の現状をリポート。国連は、レバノン南部でのイスラエル軍やヒズボラによる軍事作戦を原則禁止している。現在、スペインの指揮下にある暫定軍は、フランスをはじめ10か国程が参加する1万人規模の部隊だが、イスラエルによる攻撃が激化して以降、彼らが基地を出ることはほぼなくなりパトロールもめったに行っていない。1978年に国連レバノン暫定軍は結成されて以来、334人の要員が命を落としている。イスラエル軍が地上作戦に及ぶなら暫定軍の要員たちはその最前線に置かれることになる。
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