イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘で破壊されたガザ地区の復興について話し合うアラブ連盟の首脳会議は4日、エジプトで開かれ、パレスチナやヨルダン、国連の代表などが参加した。ガザ地区の復興を巡っては、アメリカのトランプ大統領が“アメリカが長期的に所有し住民を別の場所に移住させて再建を進めるべき”と主張している。これに対し会議では、“復興を主導するパレスチナ人による委員会を暫定的に設け、住民がガザ地区にとどまり続けて復興を目指す”とするエジプトの提案が採択された。今後、この提案が実効性のあるものとなるかが焦点。一方、イスラエルとハマスの停戦合意は第1段階の6週間が過ぎ、ハマス側はイスラエル軍のガザ地区からの完全撤退と恒久的な停戦を目指す第2段階への移行を主張している。これに対しイスラエル側は第2段階への移行を拒否し、来月20日ごろまでの停戦と人質の半数を直ちに解放するよう求め、受け入れるまでガザ地区への物資の搬入を停止するとしてハマスへの圧力を強めていて、合意の継続が危ぶまれている。
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