東京都心では9月になっても3日連続の猛暑日。年間で28日で最多記録を更新している。今年6~8月の全国の平均気温は平年と比べ+2.36℃と統計史上最高を記録した。パリ協定では世界の平均気温を産業革命前と比べ上昇幅1.5℃までに抑える目標を掲げた。ところが去年の平均気温の上昇は1.6℃だった。国連は世界の温室効果ガス排出量が過去最多となったとする報告書を公表している。日本の発電電力量に占める化石燃料の割合はほぼ7割と高い水準。国が力を入れているのが再生可能エネルギーの促進。国の計画では太陽光発電の割合を23年度の9.8%から40年度には最大3割に増やすとしている。釧路湿原周辺に約6600枚の太陽光パネルを設置するメガソーラー建設計画。近くには国の特別天然記念物タンチョウなどが生息している。また事業者が一部で許可申請を行っておらず北海道は工事の一部中止を勧告した。自然エネルギー財団・石田氏は「設置できる場所としてはいけない場所をきちんと分けることを国として早急に進める必要がある」などと話した。国の計画では風力発電の割合を23年度の約1%から40年度には最大8%にまで増やすとされている。国が強く期待していたのが洋上風力発電。コストがかさんだことで三菱商事などが撤退を発表した。建設資材や人件費高騰などから約500億円の損失を計上しており今後も採算が取れない判断からだった。
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