訪米中の石破首相は国連総会で一般討論演説を行い、安全保障理事会を拡大する必要性などを訴えた。石破首相はロシアによるウクライナ侵略などを念頭に国連の機能に疑問を呈し、安保理改革の必要性を主張した。また常任理事国の拒否権の弊害を指摘した上で安保理改革を強く国際社会に呼びかけ日本の常任理事国入りを念頭に「常任・非常任の双方の理事国拡大は必要」と主張した。パレスチナ情勢については「二国間解決というゴールに一歩でも近づくような現実的かつ積極的な役割を果たし続ける」と日本の立場を強調した。演説に先立ち石破総理は米・トランプ大統領と短時間の立ち話を行い「世界の平和と繁栄を実現する上で日米同盟の重要性は今後も変わらない」と強調するとともにこれまでの友情と信頼への感謝をトランプ大統領に伝えている。
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