ガザ地区を巡る和平計画では、アメリカがアラブ諸国などと連携し国際安定化部隊を展開するとされているが、参加する国や任務などの詳細は固まっていない。アメリカの国連代表部はウォルツ国連大使が5日、安保理の非常任理事国10か国を集め、「部隊派遣に正当性を与える」決議案への指示を求めたと発表した。会合には中東5か国の代表も同席して指示する姿勢を示したという。その後、アメリカの国連代表部は「安保理で協議するために決議案をすべての理事国に正式に示した」と明らかにした。アメリカとしては、決議によって部隊派遣に国際社会から幅広い支持を得たい狙いがあるとみられる。決議案の詳細は明らかになっていないが、アメリカのニュースサイトは3日、部隊について活動期間を少なくとも2年間としていることや、ハマスの武装解除が任務となっていることなどが決議案に含まれていると伝えている。
URL: http://unic.or.jp/
