ICC(国際刑事裁判所)の赤根智子所長はトランプ政権によって制裁が課されてから初めて記者会見を行った。赤根所長は「私には制裁を受けるような理由はまったくないと断言できる」「すでにクレジットカード等は使えなくなっている」などと述べた。125の国と地域が加盟しているICC。戦争犯罪などを裁く裁判所で、プーチン大統領にも逮捕状を出すなどその対象は国家元首に及ぶ。ICCはガザ地区での戦闘を巡る戦争犯罪などの疑いで、2024年にイスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状を出し、法の支配の理念を貫いた。そのICCに強く反発してきたのがトランプ大統領。イスラエル擁護の立場からネタニヤフ首相に逮捕状を出したことを非難。そして、今月18日、ICCは悪意を持って権限を乱用したとして赤根所長に制裁を課した。赤根所長は「いわゆる重大な国際犯罪の被害者にとってICCはいわば“最後の希望”。ICCへの制裁は単にICCのみの問題ではなく、“法の支配”の危機と捉えてほしい」と危機感を顕わにした。その上で「ICCは決して負けない」と決意も述べた。EUをはじめ、ヨーロッパ各国からもICCへの支持・支援を表明する動きが相次いでいる。
URL: http://unic.or.jp/
